東京。
およそ1400万人が住む日本の首都は、大型の哺乳類が多種生息する場所でもあります。
世界的に見ても首都にこれだけ豊かな自然を残す国は珍しいようです。
家康が開いた江戸では人口集中が始まり、18世紀初頭には100万人を超えたと言われています。江戸の周辺の森林は建材や薪炭として、瞬く間に利用されていったことでしょう。加えて、何度も起こる江戸の大火もありました。
なぜ、江戸の裏山である奥多摩周辺の自然が残ったのかと言えば、徳川家直轄の天領だった事が大きな要因とのことです。
東京の自然サイドの一番奥にある奥多摩町は、総面積のうち約“”94%が森林です。町内の標高差はなんと1800mにもなります。東京の最高峰、雲取山は2017mをピークに、多摩川まで降りると220m位まで下がります。
その環境差は大きく、その場に適した植物たちが繁栄して、多様な自然環境を作り出してきました。
そんな豊かな森には、シカやイノシシ、カモシカ、クマ、サルなどの大型の哺乳類が暮らします。
現在はスギやヒノキの森に埋もれがちですが、綺麗な広葉樹の森も多く残ります。奥多摩は町全体が秩父多摩甲斐国立公園に指定されていて、気軽に自然を求めて多くの人が訪れる東京の裏山です。
奥多摩では自然を利用した様々なイベントやツアーが催行されています。各集落には山村の祭りも残っています。そんな奥多摩を遊ぶ・楽しむ情報をできるだけ集めて発信する事がこのサイトの目的です。
徳川の将軍様は鷹狩の鷹を育てるためにこの地を天領にしたとの事。
鷹狩を遊びと言っては怒られそうですが、癒しのひとときだったのは想像ができます。願わくば、現在の奥多摩も皆さんにとっての癒しの場所でありますように。このサイトが奥多摩あそびのご参考になれば幸いです。
奥多摩 まちづくり委員会 (奥多摩町企画財政課主管)
制作:まちづくり委員会 観光グループ
サイト制作者:奥原 千純